作業時間記録システム
株式会社前川製作所様 概要
1933年創業の前川製作所様は、『MBS』ブランドで多様な種類のベアリングを60年以上にわたって製造されている老舗ベアリングメーカーです。
『MBS』のベアリングは、その精度の高さから住友重機械工業、SKF社はじめ国内外の精密機械、重機、建機メーカーのOEMに採用され、ノークレームの品質管理も高く評価されています。
一方で、新しい製品の開発、新しい技術の習得にも絶えず努めており、この技術のノウハウの蓄積は、社内教育を通じて、若手技術者にも伝達されています。
この永年の経験を積んだ技術集団が、ハイレベルの加工、組立検査システムを通して高品質の製品を提供し続ける“前川”の誇りを持って日々業務に当たられています。
手書き伝票の誤字・脱字。油で汚れて判読できない。
ベアリング製造現場で、作業時間を紙伝票に手書きで記入していましたが、どうしても誤字や脱字があり、その都度確認や修正を行うなどで作業的なロスが発生していました。
また、作業時に油がついた手で伝票を触ることになるため、書いた文字が油で汚れて文字が判読できなくなってしまうなど、現場特有の悩みがありました。
タブレットでの入力画面
タブレットでの入力は、作業する項目を指定し、作業開始~中断~終了のそれぞれのボタンを押すことで時間を記録します。
通常の作業では開始と終了の2つのボタンを押すだけで作業時間が計測されていきます。
計測された情報は、事務所のパソコンなどでリアルタイムに見ることができ、また集計されたデータをCSVデータで確認することができますので、作業の遅延やトラブルなども即時に把握することができます。
同業者にも自慢したくなるタブレットシステム
この作業時間記録をタブレットに置き換えたことによって、誤字脱字はもちろん文字が読めなくなるなどの問題は全く無くなり、それだけでも作業の効率はずいぶん改善されました。
同業の経営者や工場で働く人たちにも「現場でタブレットを使っている」と話したくなります。
導入のきっかけは展示会でデモを見て
展示会にてカカナイのブースでデモシステムを見て興味を持ちました。
また窓口担当者の人柄が大変よく、それが決め手となりました。
もちろんコスト面でも稟議を通しやすかった。

ベテラン勢への教育やさらなる改善へ
スマホを日常的に触る若い世代には早い段階で受け入れられていますが、ベテラン勢ではタブレットの操作そのものが初めてで、とまどいが見られる場面もあります。
システムの使用方法など講座を開いてくれると尚嬉しいです。

カカナイ担当者より
利用者が「入力しやすい」「入力して気持ちいい」を目指しました。
ボタンは大きく押しやすく、入力数を減らして直感的に使い方が分かるような画面を意識し、デザイン性や操作性についても高評価を頂戴しています。
日経産業新聞の1面に掲載されました!

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日経産業新聞 一面で、町工場に「ゆるIoT」。町工場のIoTは「安い、簡単、できる範囲で」として掲載・紹介されました。